2024年吉日

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

当協会は1999年8月24日に「南加日系レストラン協会」として設立され、今年で25周年を迎えました。現在、約200の会員が活動しています。

協会設立の背景には、1997年にロサンゼルス近郊で飲食店がさまざまな規制に直面したことがあります。この状況を支援するために、リトル東京ビジネスアソシエーションや日系の企業、ホテルが立ち上がりました。初代会長の今泉輝雄氏などの尽力もあり、協会は発足しました。

会員の技術向上や経営管理、食品衛生の指導を行い、カリフォルニアレストラン協会や衛生局との連携、専門の弁護士や会計士のサポートを提供しています。また、日本国総領事館や日系諸団体とも協力し、支援を受けています。

2006年からは波多野功氏が会長を務め、日本料理研究会の師範として会員の技術向上に貢献されました。2012年には上地勝也氏が包丁式をとり行い、日本文化の紹介に努めました。同年、「米国日系レストラン協会」に名称を変更しました。

協会は毎年3月に日系敬老ホームで寿司を振る舞い、夏にはJRAゴルフ大会を開催しています。また、11月には日本食祭りを開催し、多くのアメリカ人に日本食と文化を楽しんでいただいています。

本年度はカリフォルニア州焼酎法案の改正により、ニューヨークと連携して焼酎フェアを実施しました。今後は「全米JRA」として、アメリカ全体の日系レストランのサポートや板前の技術向上に貢献することを目指しています。

協会は約25,000件の日本食レストランの発展と正しい日本文化の紹介に努め、会員の補助・協力を行っていきます。

今後とも何卒ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

米国日系レストラン協会会長
釘田慎二